海を渡るあなたへ、届かない手紙を
平成最後の夏が終わる。
夏休みが終わると、あなたは海の向こうへ行ってしまう。
絶対届かないけれど、絶対届かないからこそ、ここにあなたへの手紙を書こうと思う。
6月23日22時。
FCに会員動画が上げられた。
留学だ?成長するためだ?知らねえよそんなの。イギリスだったあなたがアメリカに行ってどうするの?帰って来れる場所が絶対にあるとでも思ってるの?
中々動画が読み込めなくて、Twitterを開いたら「留学」って文字が流れてきた。
それを見た時そんな風に思った。
でも、私馬鹿だから、単純だから、動画であなたの言葉を聞いたら、顔を見たら、戻ってくるって信じたいって思ってしまった。
“信じる”じゃない。
“信じたい”
あなたの人間性をとかそうゆうことじゃない。
あなたが帰ってくることを信じたい。
裕翔くんだったり髙木さんだったりが“戻ってこい” “ちゃんと戻ってこいよ”ってさり気なく言葉にしてくれて、やっぱり信じたいって。
最近、JUMPって本当にいいグループだなって事あるごとに思うんだ。
やんちゃなヒーローのメイキングで、気まずい、距離があるって言われてたけど、私はね、「悲しい」とか「なんで?」とかは思わなかった。
あなたを気にかけてくれてる人がいる。
言葉をかけてくれる人がいる。
笑いかけてくれる人がいる。
色んな思いを抱えてくれてる人がいる。
それって素敵なことだと思うんだ。
そんな仲間がいてくれて、よかったと思った。
そんな仲間がいる場所が、帰りたくなる場所であってほしい。
でもね、やっぱり悔しいんだ。
やっぱり苦しいんだ。
私、そんなに強くない。
優しくない。
段々あなたのいない8人のJUMPが増えていくんだ。
あなたのいない写真が、雑誌が、曲が、映像が増えていく。
BANGER NIGHT、すごくかっこよくて好きなんだ。
だけど、見た後に寂しさが襲ってくるんだ。
なんでいないんだろうって思ってしまうんだ。
あなたがいなくても一人いないことを感じさせないようなパフォーマンスをしてほしいと思う反面、そんな簡単に穴を埋められてほしくない、別に一人くらいいなくてもって思われたくないって思う。
運良く当たった今年のライブ。
私は何を買ったらいいんだろう?
わからないよ。苦しいよ。
みんなが自担を見て湧く中で、いないあなたの姿を探してしまうのが辛いよ。
今までなら9だったはずの所が8なんだ。
あなたのいないものばかり目についてしまう。
戻ってくるって信じたいって言ってるくせに、
「本当はどう思っているんだろう?」
「本当に戻ってきたいの?」
って思ってしまう。バカだよね。
あなたが本当に思ってること全てを私達が知る権利はない。
知る必要は無い。
あなたが教えなくてはいけない義務はない。
だからそんなこと知り得ないし、知らなくていいのに。
本当はどうなんだろうって思ってしまう。
「成長してなかったら許さない」ってTwitterで呟いたことがある。
でも、成長してなかったらとは言ったけれど、成長したあなたをまた応援できるかなんてわからない。みんながそうとは言わないけれど、オタクって自分が好きになった時の自担が好きなものだから。変われたことを、変わってしまったと思うかもしれない。
あなたは“自分の自分勝手を受け入れてくれてありがとう”って言った。
山田くんは“Hey! Say! JUMPの自分勝手だ”って言ってくれた。
1番自分勝手なのはファンなんだよ。
ファンってゆうのは、勝手に好きになって、勝手に嫌いになって、勝手に騒いで勝手に泣いて勝手に幸せになって、そうゆうもの。
勝手に信じて、勝手に悩んでる。
時間が進まないで欲しいと思うのに、早く2年経ってくれと思うんだ。
2年って長いよ。
あなたは私の知らないところで27歳になる。
私はあなたを見れない中で18歳になる。
あなたのその2年間は戻ってこない。
JUMPのその2年間は戻ってこない。
あなたのその2年間を私は見れない。
あなたのいないJUMPしか見れない。
あなたが2年離れている間、メンバーも多かれ少なかれ成長する。そこを離れなくても。
でも、でもね、
“最短経路が正しいなんて誰が決めたの”
最短経路はね、楽だし、人間そっちの方が嬉しいんだ。
でもね、それだけの経験しか得られない。
人はやった分しか経験できない。
長かった分それだけの経験が得られる。
少しみんなより遠回りして、あなたがその2年間で他の人の何倍もの経験が出来たらそれが正解なんだと思う。
2年後、1年後、1ヶ月後かもしれない。既にそうかもしれない。
貴方が帰ってくることを嫌だと言う人がいるかもしれない。
8人がいいと言う人がいるかもしれない。
仕方ないと思う。
離れるってそうゆうこと。
だけど、だからこそ、私は「帰ってきて欲しい」って叫びたい。
そんなの微塵も聞こえないくらい。
みっともないくらいに叫びたい。
私だってどうなってるかわからないから、叫んでやる!なんてかっこよく言えない。
だけど、叫びたい。
今の私は。
どれだけ影で頑張っていても、何かをできるようになっても、それを誰かに見せなかったら、それはできないのと同じなんだよ。やった意味がないも同然なんだよ。
だから、行ったからには見せてほしい。
行った意味を。JUMPを離れてまで行った意味を。
色んなことが頭を過っても、あなたを見たらやっぱり大好きだって思うんだ。
2年後も大好きでいたい。
2年後も、その先も、好き“だった”なんて言いたくないんだ。
知ってる。
これは私のエゴ。
自分が傷つきたくない、悲しい思いをしたくないだけ。
だけど、
「おかえり」って言いたい。
また思い出が増える日が来てほしい。
「ほら、信じて正解だったじゃん。」って言いたい。
成長したあなたをみんなに自慢したい。
送り出してよかったって思いたい。
27歳のあなたに18歳の私がおかえりと言えていますように。
その時は、勿論笑顔で。
Don't say good bye.
別れは言わない
これからも、この先も
届くといいな、この思いが
ううん、届かなくていい。
暫くは別々の道だけど、どうか、いつか、2つの道が重なってひとつになりますように。
忘れないから
忘れないでね
Hang in there.
圭人!待ってるからな!!
やれるだけやってこい!!